イギリスの終戦記念日【Remembrance Dayとは】

日本での終戦記念日は、皆様ご存知のとおり、8月15日です。

 

 

1945年の8月15日に、玉音放送で、第二次世界大戦における日本の降伏が国民に公表されたのは

 

 

日本人であれば誰もが知っていますよね。

 

 

しかし、この日本の終戦記念日は、”日本が戦争から離脱した日”ということでもあるので、

 

海外では終戦記念日を違う日に設定しています。

 

 

そこで今日はイギリスの終戦記念日について少しご紹介したいと思います。

 

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イギリスの終戦記念日はいつ?

 

イギリスでの終戦記念日は11月11日です。

 

この日を終戦記念日としているのは、実はイギリスだけでなく、

 

アメリカ、オーストラリア、カナダ、ケイマン諸島、ニュージーランド、ベルギー、フランスでも11月11日を記念日をしています。

 

 

ではなぜ、11月11日なのかというと、

 

この日は第一次世界大戦が正式に終わりを告げた日だからです。

 

ですがこの日には、第一次世界大戦だけでなく、

 

第二次世界対戦、フォークランド戦争、湾岸戦争、アフガニスタンとイラクでの紛争で命を落とした人々へも

 

敬意を表する日とされています。

 

 

 

終戦記念日は英語でなんと呼ぶのか?

 

イギリスでは11月11日の終戦記念日を”Remembrance Day”と呼びます。

 

この日は戦争の終わりをただ記念するだけではなく、その中で亡くなられた方、

 

戦争で人生が大きく変わってしまった元兵士やその家族たちを思い出し、

 

2度と同じ悲劇を繰り返さぬよう、戦争のことを語り継いでいくことを目的とされています。

 

 

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Remembrance Dayを象徴するポピー

 

 

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この”Remembrance Day”を語るうえで欠かせないのが、このポピーの存在。

 

 

この日が近づくと街中の至る所でポピーのバッチを身に付けている人や、

 

ポピーのバッチを家や車などに飾っている人をたくさん見かけます。

 

 

 

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では一体このポピーのバッチはどういったものなのかというと、

 

 

引退した兵士やその家族をサポートするために寄付を呼びかけるもので、

 

寄付をすることで、このバッチがもらえます。

 

 

日本で近いものだと、”赤い羽根”と同じ仕組みですね。

 

 

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なぜポピーが”Remembrance Day”の象徴なのか?

 

このバッチの意味はわかりましたが、

 

ではなぜポピーというお花が、イギリスでの終戦記念日の象徴なのでしょうか?

 

 

それは、1915年の春、ベルギー西部にあるイーペルでの戦いで友人を亡くしたカナダ人医師、

 

ジョン・マクレー軍医中佐が、戦場だった野原にポピーの花が凛々しく咲いている姿を見て書いた詩、

 

“In Flanders Fields (邦訳: フランダースの野に)”という有名な詩に由来しています。

 

 

In Flanders fields
John A. McCrae

In Flanders fields the poppies blow
Between the crosses, row on row,
That mark our place; and in the sky
The larks, still bravely singing, fly
Scarce heard amid the guns below.

We are the Dead. Short days ago
We lived, felt dawn, saw sunset glow,
Loved, and were loved, and now we lie
In Flanders fields.

Take up our quarrel with the foe:
To you from failing hands we throw
The torch; be yours to hold it high.
If ye break faith with us who die
We shall not sleep, though poppies grow
In Flanders fields.

 

【日本語訳】
フランダースの野にポピーの花がそよぐ
十字架の間で、何列にも連なって、
我々の地と印された場所で、
空にはヒバリが立派にさえずり飛んでいく、
銃声の最中で十分にその声が聞かれぬとも

我々は死者である。数日前には
我々は生きて、夜明けを感じ、夕日が輝くのを見た。
愛し、愛されて、でも今は
フランダースの野に横たわる。

敵との争いを再開せよ
あなたへ捧ぐ、落ち行く手から
たいまつの火を。あなたの手で高く持ち上げよ
もしあなたが、死んだ我々との約束を破るなら、
我々は眠らないだろう
どんなにポピーの花が
フランダースの野にそよぐとも

 

 

かつて戦場だった野原に咲くポピーと、戦場で失った人々を重ねながら書いたこの詩は

 

本当に心に響くものがありますね。

 

 

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以上、今日はイギリスの終戦記念日について少し書いてみました。

 

詩は自分なりに訳してみましたが、

 

詩を訳すのってなかなか難しい…(^^;

 

とりあえずこの詩の切なさ、悲しさが少しでも伝わったら嬉しいです。

 

日本だけでなく、世界中の人々が亡くなり、極限の悲しみを引き起こした戦争。

 

本当にもう二度と同じ過ちは犯してはいけませんよね。

 

アメリカを始め、ナショナリズムが少しずつまた姿を現し始めてしまった今の時代に、

 

このRemembrance Dayが、大切な、過去を振り返る機会となったことを願います。

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